読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ももうまし

ハッピーエンド至上主義。主に乙女ゲーム感想 ネタバレにご注意ください

遙かなる時空の中で6 政虎感想

遙かなる時空の中で6



政虎


見た目  ★★☆☆☆☆
性格   ★★★★★☆
声    ★★★☆☆☆
恋愛   ★★★★☆☆
感動   ★★★★★☆


おいしいたまごやきの作り方。


ネタバレ注意!!!!



















パッと見オラオラなので、一番興味のわかないキャラかなーと思ってたんだけど、いい意味で虎は裏切ってくれた。





喧嘩腰になることはあっても、すぐに頭に血が上るわけではない。実はすごく冷静に物事を考えるタイプなんだなと感じた。

まず年齢を見た時に、えっ、この年でこの言動?!というのにびっくりした(もっと若いと思った)けど、妙に落ち着いてるのを見ると納得…。人生経験豊富なんだね。





梓のこと名前も覚えてなかったのはらしいなと思いつつ、ちゃんと呼んでくれたあたりからは、やっと興味を持ってくれたようで嬉しかった。





台所で襲われそうになってもお腹なっちゃう梓にはこっちも気が削がれたし、夜中に眠れなくてたまごやき作るシーンは、虎との微妙な距離感もあいまって微笑ましかった。梓が急に真顔で作り方の説明始めるわ、かしこまった口調が面白いと言われればやめるわで笑った。梓可愛い。





虎にはちょっと失礼なこととか、反抗的なことを言ったりするけど、意外と虎は怒ったりしないし、さり気なく気遣ってくれるしで、そのあたりはやっぱり年の功かなと思った。





そうした何気ない時間が、2人の間を少しずつやわらかいものにしていったんだろうな。



帝国軍に行ってからも、ハイカラヤでバイトして迷惑料払ったり、相変わらずお人好しな梓を見て認めるようになったり、父親の話をしたりたまごやき作ってみたり…。

お祭の日に虎が優しい笑顔を見せてくれた時は、素で『うひょおうっ』と変な声が出てびっくりしたのと同時に、謎の達成感が得られた。





虎は長年貯めてきた大金はたいて真実を知ったのに、その真実は残酷。ただ仇討ちの為につのらせてきた思いもどこにもぶつけられなくてやりきれない。愚痴をいう相手もいない。今更涙も出ない。目的も見失ってしまった。

そんなぽっかり空いた虎の心に入ってきたのが、父親と似たお人好しの梓、というのに何の違和感もなかった。





昔は理解出来なかった父親を、梓を通して理解していく。そうして今度は、そのお人好しゆえに失ってしまった父親に重ねて、危なっかしい梓を守っていくっていう流れがすごく良かった。





川から梓を助けるスチルの虎の表情がすごく好き。その後お礼のキスはいらない?で長考、だんだん好感度上がっていくのは面白かった。



たまごやきのくだりも、後までしっかり活かされてるのがなんともにくい。





それにしても虎は突然襲ってくるので心臓に悪い。

健全に過ごしてる中急に舐められたりすると耐性が追いつかないよ…。





後半はめっきり梓のヒーローとなった虎。

あのだるだるで損得を考える虎が元気よくマガツカグツチノカミに挑んでいくなんて、誰が想像できただろうか(笑)



人悶着の末自分の世界への未練も無く爽やかに別れを告げると、ちゃっちゃと梓を拾って現代に戻っていったね。

それにしても黄泉と現世の境目があんな物理的なものだとは…。ちょっと拍子抜け。

でも梓にとっては最高のヒーローだね。





おばあちゃんのお見舞いでの梓と虎の仲の良さっぷりは、二人ともいい意味で遠慮がなくて清々しい。おばあちゃんが黙って見ているのも、ノーマルエンド見たあとなら納得…。





そして意外にもまだ手を出してない虎。

『いつかオレの牙にかかっても傷つかないと思えた時』が来るまでは待つそう。素晴らしい。



お約束の甘い言葉だけではなく、めいっぱいつるんで年を重ねた後は、少しでもいいから、オレより長く生きろという言葉が出たのには驚いたと同時にじーんとした。虎の愛を感じた。







全体の順位としては低いけど、あくまでこのゲーム内でのみ。やっぱり見た目と声が、嫌いってわけじゃないけどタイプではないから、そこでどうしてもね。

でも、虎の独特な言い回しとか、ツッコミとか、反応は他のキャラのルートやっててもいちいち面白いのですごく好き。

評価は平均をぶっちぎる勢いであるのは確かです。