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ももうまし

ハッピーエンド至上主義。主に乙女ゲーム感想 ネタバレにご注意ください

【ネタバレ無&有】ダンデビ ローエン感想

Dance with Devils

ローエン(cv:鈴木達央)


愛しさに負けた。



見た目  ★★★★★☆
性格   ★★★★★★
声    ★★★★★☆
糖度   ★★★★☆☆
シナリオ ★★★★★★


ローエン...一番最後にしてよかった。本当によかった。
いつにも増して長くまとまりのない感想記事です。我ながらキモい。
それでも許せる方はどうぞお付き合いください。



懺悔しましょう
嘘はもうつけない
愛しさに負けた

アニメ挿入歌 Crazy about you のローエンパートの歌詞です。これ、アニメに沿ったものかと思いきや、それぞれのパートでゲームのシナリオも踏襲してることに気付いてから、ローエンめちゃめちゃ楽しみにしてました。
だって、このフレーズ、どう考えても絆される確定じゃないですか。
目的のために近づいたくせに、愛しくてできなくなっちゃったダメ感、大好きです。そんな期待通りのローエンルートでした。



彼は忠誠心に厚く、とある使命を果たすため単独でリツカに接触します。
可愛らしい見た目とは裏腹に、口を開けばすましたような言葉遣いと容赦ない毒舌。
神出鬼没で感情の見えない態度は、礼儀正しいのに絶妙にうざい(笑)

誰とも馴れ合わず、信じるのは主のみ。目的のためなら卑怯な手も厭わない。生徒会アクマたちよりもよほどアクマらしい面がむしろ好印象でした。



リツカとは奇妙な関係で物語が進んでいくため、遠慮のないふたりのやりとりがとても面白い。

無茶振りな理屈を述べられて内心でツッコミを入れるリツカ。
とある理由でされるがままの状況を余儀なくされたローエンの、悲しきかな伝わらない心のツッコミ。

単にグリモワールを守っただけなのに、とりあえず助けてくれたことには律儀にお礼を言うリツカと、それに対して「は?」って素で返すローエンの冷め具合がたまりませんw


終盤こそ壮絶な展開となっていきますが、それまでは割とほのぼのしてて。特に、

10幕!!(笑)

萌えまくりました。



ローエンはウリエ同様、リツカのことが"グリモワールの手がかり"から"大切な存在"になっていくまでの過程、態度の変化がおいしいルートだと思います。

相手に近付いたかと思えば離れてしまう、ふたりのすれ違いが切ないです。
明かされる真相、使命と恋情の板挟み、それらを経てようやく心を繋ぐことができたエンドのエピローグは、幸せもひとしおです。



あと、このルートではみんなアクマらしかったと思います。レムは、相変わらずだけど(笑)

特にリツカ。アクマルートはこれまでで一番 "アクマを選んだ" 通りの道を歩んでて興味深かった。
とてもダークでしたが、こんな結末があってもおかしくはない。エンド1、2含め私は嫌いじゃないです。


一番はやっぱり、ヒト1ですけどね。




以下ネタバレ注意!!(長いです)









「ワン、ワォン。」

「......ダメだ。今は可愛くしか見えない。」



ヒトの姿とポメラニアンとのギャップww
10幕本当に笑わせてくれましたw
ローエン視点だったのがナイス。



絶対的に マキシス>>>>>>>>>>>>>その他 思考のローエンが、何をどうしたらリツカに惹かれていくのか。この部分の描写が上手いなあと思いました。


ローエンの、マキシスを取り戻すためならどんな困難でも立ち向かう、っていう信念を、自分の母親への思いに重ねたリツカ。わかるよ、とローエンの気持ちに共感します。
現に、母親を助けるためにローエンと行動を共にしていたわけだから、リツカの言葉は変な慰めでも上辺だけの同情でもありません。マキシスを失ってからはずっとひとりで堪えてきたであろうローエンの孤独感に、リツカは無意識に寄り添いました。

リツカがローエンのことを少しわかったように、ローエンもリツカに対して親しみを感じるきっかけになったんじゃないでしょうか。特別ではない、ただそれだけのことが、ローエンにはよかったんだと思います。



そこから少しずつ、リツカという存在を認めていくことになります。9幕から10幕での距離の縮まり方がとてもよかった。やがて、殺せないかもしれないと葛藤し始めるまでに絆されてしまったローエンは、その迷いを断ち切るためにリツカを突き放します。

この後のふたりのすれ違いが切ないのなんの...。




アクマルート

「自分を、みんなを、殺そうとする目の前の...人間が、憎い...。こんなところで死ねない。死ぬわけにいかない...!この人たちを倒せるなら、私は...アクマにだってなってもいい!」

アズナが殺されグリモワールを暴走させたリツカ。
それを"同情とも憐れみともつかない目でじっと見詰めていた" ローエン。きっとマキシスを失った時の自分と重なったんじゃないかと思います。


憎しみで満たされたリツカの心が、ローエンの言葉でさえ揺るがなくなってしまったのは驚きました。あの時突き放さなければ...まるでローエンの方が選択肢をミスったかのような展開で斬新。

アクマルートは虚しいながらも、どちらもローエンの後悔と決意に心打たれるエンドでした。



<アクマ1>
グリモワールって...馴染むんだ...。
リツカが冷めていくほどに見捨てられなくなるローエンが切なかったです。


<アクマ2>
憎しみと破壊衝動が抑えられない、新たなる魔王となってしまったリツカ。
暗いですがとことん墜ちていくこのエンドの方が好きです。

「アナタが望むなら、どこまででもこのローエン、堕ちてみせましょう。」

心の拠り所を失った、縋るような姿が自分と重なった。あるいは突き放したことへの贖罪か。

後悔ばかりでなく、現状を受け入れて傍にいようとするローエンの姿にグッときました。 孤独にさせたくないという思いから決意した忠誠がいい。
この後の話があるならぜひ読んでみたい。




ヒトルート

エクソシストではなくヴァンパイアの襲撃になっています。生徒会メンバーがローエンとの温度差に「ん?」ってなってるのが面白かったw というか会話してないで早くアズナたち助けてあげてよ!(笑)


こっちはアクマルートより断然平和的に事が進みますが、目覚めたマリアから明かされるマキシスの真相は、ローエンにとって残酷なものでした。

今までずっと、グリモワールを得て復活することがマキシスの望みだと思っていたローエン。
ところがマキシスはマリアとリツカを愛していた。娘を犠牲にした自分の復活など望んでいなかったのです。


そりゃショックだ。
マキシスに会うためにたったひとりで堪えてやってきたことの、滑稽なこと。


「ワタクシはこの先、何のために生きれば良いというのですか...。」


マキシスがいなければひとりぼっちで、魔界ですら行くあてがないローエン。残ったのはただただ虚無感のみ。自嘲気味に笑う姿が悲しい。

姿を消そうとするローエンを引き止めるために、リツカがキスをして告白するシーンがとても好きです。


「私は、ローエンが好きだよ。アクマでもいい。それでも好き。...大好きなの。 」


シンプルに、畳み掛けるような好きの言葉。届いてほしいっていう必死な想いが伝わってきました。


ローエンはきっと、求められることこそが幸せなタイプなんだと思います。もはや確かめることもできないマキシスの思いで縛るのではなく、リツカがリツカの思いとして傍にいてほしいと伝えたことが何よりの救いとなり、嬉しかったんだと思います。

やっと。
13幕にして、やっと仲直り(笑)
雨の中、手を繋いで歩いて家に帰る図が可愛すぎました。




<ヒト2>

上げて落とすの本当にやめて。

もうひとりになりたくないのだと、リツカの遺体を連れ100年たっても傍らで話しかけるローエン。
3度目ともなればそりゃそうなるわ......。


<ヒト1>

2との差!!!!?

帰り道のほのぼの会話可愛すぎか...。
そして、

人知れずフられたレムwwww

確かに、途中まではリツカも「レムさん...」て感じだったもんね...w 悪いけど、このルートでレムの入る隙間はない(笑)

リツカ=グリモワールを渡せというレムたちに向かって、「グリモワールではありません、たったひとりのかけがえのない存在です。」って迷いなく言ったローエンには驚きました。
今までの彼のやり方なら、誤魔化したり揺さぶりで切り抜けそうなのに。不利な状況にも関わらず、下手に騙さないで堂々と宣言し、リツカのためならレムにも跪く姿がかっこよかったです。

あと、リツカがグリモワールではなくペンダントに頼るところが、アクマルートとの違いでよかったと思います。






ローエンについて感想書こうと思ったら、ただでさえ長い記事がさらに長くまとまりなくなってしまって大変でした。感じたこと伝えたいことの5割も書けていない自分の文章力に泣ける。
とにかく、やりながら萌え転がったり、セリフひとつで考え込んだりして、かなり濃ゆく楽しめました。満足してます。


シキルートをクリアしていたので、シキがローエンに執着する理由がなるほど納得でした。

マキシスはとあるキャラにも関与しているため、いいアクマだったかどうなのかは何とも言えません。器は大きいでしょうが。

ローエンの一族は魔界では弱小でも、自身は "誇り高きケルベロス" と称しているところが好きです。
マキシスに与えられた力をもってしてもレムたちには敵わないようですが、その分心理戦に長けていたり、自己犠牲型の戦い方をしてるのが他のアクマたちと違ってよかった。


共感することで惹かれあったローエンとリツカは、助け合わなければならない状況を切り抜けるうちに信用も築き上げていきました。このふたりが仲を深められたのは、ある意味生徒会メンバーやエクソシストたちのおかげかも

また、ポメラニアンってところが毒気を抜かれるいい要素だったと思いますw
これからポメラニアンがみんなローエンにしか見えなくなりそうで困るポメラニアンをじっと見つめている人がいたら、それはきっと私です。



ヒトルートで真相が明かされ、ローエンの枷は外された。
再び居場所を見つけ、幸せを噛み締めるローエンが最後に見れたのがとても後味よく、幸せな気分でこのゲームの幕を閉じることができました。



寂しいですが、これでフルコンプです。

お疲れ様でした。
ありがとう、ダンデビ。



多分また総評書きますが、それは2週目やってからにしようと思います。