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ももうまし

ハッピーエンド至上主義。主に乙女ゲーム感想 ネタバレにご注意ください

あやかしごはん〜おおもりっ!〜 萩之介感想

あやかしごはん〜おおもりっ!〜

伊吹萩之介(cv:水島大宙)

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見た目  ★★★☆☆☆
性格   ★★★★☆☆
声    ★★★☆☆☆
糖度   ★★★★☆☆
シナリオ ★★★★★☆



このゲームの醍醐味はあやかしと恋愛ができること、だと思うんですが、そういう意味では同い年の人間である萩之介は浮いた存在かもしれません。

もちろん彼にもあやかしにまつわる問題がありますが、恋愛面では、明るく社交的な男の子と引っ込み思案の優しい女の子、というまるで少女漫画が原作の初恋映画を見ているようなw そんなくすぐったさと幸せが味わえるルートでした。


あまりの初々しさに応援したくなる周囲の人たちの気持ちがよくわかります。
ついお節介を焼いてしまうのは、萩之介も、凛も、みんなから愛されてるからでしょうね。そういうのが伝わってきて暖かな気持ちになりましたし、クラスメイトから友達に、友達から恋愛に、順に進展していくふたりをあぁ可愛いなあと思いながら見つめていました。

一貫して冷たい詠も、萩之介ルートでは後半から凛への態度が一変します。そんなところもいいなと思ったポイントです。


第一印象では、明るいけど踏み込ませないみたいなタイプの萩之介は、真夏と同じくらいあまり好きじゃありませんでした。
でも、前向きで素直で、いろんな意味で年頃の男の子だったのがいつの間にか苦手意識をなくしていた、そんなキャラクターです。



以下ネタバレ注意!!






萩之介の母親と妹の謎について。

「俺の母さんはあやかしかもしれない」と萩之介に言われた時は、おお?と思ったんですが、消えた死体いなくなった胎児の話で一気にミステリーホラーチックになったのが興味深かったですw

ことの真相をまとめてみました。


・萩之介の母親は間違いなく人間だった
・桜を宿したまま死んだ母親の体に偶然ミネが憑依
・その際、母親の記憶に感銘を受けたミネが桜を産む決意をし、死体を乗っ取ったまま姿をくらませる
・死んだ体を維持するには力が足りず、他のあやかしに力を乞い、桜に栄養を与え続けやっとのことで出産する
・ミネはすでに力尽きかけていたが、山で遭難した萩之介の声を聞く
・直感的に、たった今産んだ子供の兄だと悟ったミネは最後の力を振り絞り、萩之介を助け、桜の元へ連れていこうとする
・しかしその途中で力尽きてしまい、ミネは消滅する
・その場には萩之介と、桜のいない母親の遺体だけが残った
・産まれたばかりの桜を哀れに思った鵺のあやかしが、あやかしを認識できる古本屋の店主へ桜を託す




「俺の母さんあやかしかもしれない」から予想したものの斜め上(死体に憑依)の斜め上(鵺の同情)でしたよww



それでその後真実を告げた桜に逆ギレされるし、なんだか油断ならないシナリオで面白かったです。


助けに来てくれた謡と詠が萩之介の書いた陣を無駄にしない、という心づかいはよかったと思いますが、あんな付け焼刃と見様見真似の印を結ぶ凛とで退治できちゃったのが、最後の最後で微妙な気持ちになりました(笑)
戦闘は戦闘種に任せといて、別に無理して萩之介を使わなくてもいいのにな〜。



萩之介のエンドは浅葱未クリアだとベストに行くことすらできず、悲恋かグッドの2つしか見れないんですが、これがまた真相に関わる演出なんですよね。

私は謡→蘇芳→真夏とやってきたわけですが、萩之介グッドエンドで、あやかし編序章でやってたニュースを思い出しました。
あのニュース、萩之介が対象の人間編ではやってないところが憎いなあと思います。


最後に浅葱クリア後のベストエンドのネタバレします。


ベストエンドに何故たどりつけなかったのかは、単に時期的な問題というだけでした。
内容は桜並木を自転車でふたり乗り、なんてありきたりなものですが、浅葱ルートを終えた後に見られることで、なんて感慨深いんだろうと感じるとともに言い知れない切なさが残りました。

こんな風に村中で桜が咲いてても、浅葱は存在しないんですね。

スチルに桜が描かれているだけに、萩之介ベストエンドは特にそういう余韻が強かったと思います。