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ももうまし

ハッピーエンド至上主義。主に乙女ゲーム感想 ネタバレにご注意ください

あやかしごはん〜おおもりっ!〜 ネタバレ無し総評


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あやかしごはん終わりました。面白くてあっという間でした!
今日はフルコンプ感想、攻略について長々と書いていきます。
一番下にネタバレ感想があります。



 総評

実はこのゲーム、すごくやりたい!!って気持ちで買ったものじゃありませんでした。高評価で前々から気になってはいたんですが、ある要素がどうしても引っかかって...それがこのVita移植版パッケージの


PSVita あやかしごはん?おおもりっ!? 通常版


獣耳。


全身獣化なら大好物だけど、人間の姿に獣耳は苦手なんです。

やってみたいと思うけどずっとこの姿だときつい。
しかも "あやかしごはん" っていうタイトルから想像したのが、主人公の手料理で相手の胃袋をつかむ系のストーリーで、それもなんだかな〜とうんうん悩んで中古屋で手にしたまま数分にらめっこしました。

思い切って買ったら獣耳率の方が圧倒的に少なかったし、いざそうなっても萎えずにプレイできて安心しました(^^*)

ごはんに関しても心配してたような餌付け的要素はなく、どちらかというと家族愛をメインに絡めた心あたたまる演出にとてもほっこり。


イラストは綺麗で音楽も素晴らしく、ところどころ感情移入しては涙を流しました。


周回することで物語の真相が明かされますが、勘のいい方はOPや散りばめられた伏線から察せると思います。これが、暗くて重いです。
最終的には救われるし幸せな結末なのは間違いないですが、私はある理由で幸せに浸りきれませんでした(^^;)


あやかしごはんは総合的に評価するとクオリティの高い良作。ほのぼの&泣きゲーがよければぜひ勧めたい乙女ゲームです!
でもバッドエンドがないような癒しを求めてる方は、安易に手を出さない方がいいかもしれません。


私はフルコンプして萌えと同じくらい切なさでお腹いっぱいになりました。
この次はシリアスものより明るいものをやりたいなと思っています。



 恋愛について

あやかしごはんの恋愛は、甘さは控えめ、甘酸っぱさにキュンとするような優しい感じです。


プレイ前気になる順は
浅葱>蘇芳>詠、謡>萩之介、真夏でしたが、

プレイ後好きなキャラ順にすると
詠>蘇芳>謡>萩之介>浅葱>真夏です。


どのキャラも恋愛過程がとても丁寧で、特に謡と詠はメインはってるだけあって王道で説得力ある恋愛でした。
カップリングで言えば 詠×凛と謡×凛 が群を抜いて大好きだったりしますv

残念ながら、真夏はある設定にひっぱられて過程が薄く、浅葱は真相ルートで恋愛自体が薄めに感じたので低い順位です。



 攻略について

このゲームはフルコンプで物語の真相がわかります。
攻略順については調れば調べるほどいろんなパターンがオススメされていて迷いました。


私は徐々に真相を明かしていきたかったので、
謡→蘇芳→共通バッド→真夏→萩之介→詠→浅葱 の順で攻略しました。


謡と蘇芳は真相から遠いのでどっちからでも〜って意見が多かったんですが、私は初めてプレイするには蘇芳は特殊かなと思ったので、謡を先に選びました。
結果、王道ですんなり世界観がつかめてよかったです。


真相に触れるキャラクターが真夏、萩之介、詠なので、私と同じプレイスタイルでいくならこの3人と、あと共通バッドも後にした方がいいです。
浅葱は攻略規制で最後にしかできません。


エンドの数がベストエンド、グッドエンド、悲恋エンドと3つずつあるので、もっと細かく言うと

真夏と詠はベストエンド、
萩之介はグッドエンド>悲恋エンド

(萩之介ベストエンドは浅葱をクリアしないとそもそも到達できない)

が、核心に触れます。
謡ベストエンドもうっすらにおわせてきます。

これらを考慮して、物語の真相を徐々に明かしていきたい場合にオススメする私の攻略順は、

謡 or 蘇芳 → 詠 or 真夏(グッド) → 萩之介 → 真夏(ベスト) → 詠(ベスト) → 共通バッド → 浅葱 です。


他キャラルートで他キャラのネタバレがされることはないので、真相にこだわらないなら好きなキャラから始めても問題ないと思います(^^*)

ただ、選択肢をひとつでも間違うと行きたいルートやエンディングにたどりつけません。アイキャッチ機能がなく自力攻略には骨が折れると思いますので、なるべく時短したい方は攻略サイト片手にプレイした方がいいです。


ちなみに、悲恋エンドは短いけどちゃんと描かれてるので、見た方がいいと思います。詠だけ悲恋エンドにスチルが1枚あります。


悲恋が苦手な私が、これは見なくてもよかったと思うのは蘇芳悲恋エンドです。あまりにもあっけなくて救いもなく、好きじゃなければわざわざ見に行く必要はないと思う結末でした(--;)


各ベストエンドは浅葱クリア後に変化する(ほぼしないキャラ(蘇芳)もいる) ので、ベストエンドのセーブをとっておくと後々見直す時に楽です。
残念ながら、変化しちゃうと前の展開は見られなくなりますので、各ベストエンドを見てから浅葱に取りかかるのをオススメします。



 周回の仕掛け

周回する際にぜひ注目してほしいことが2つあります。

・タイトル画面
・共通シナリオでのセリフの追加

私は毎回はじめからを選択し既読スキップを使っていたのでセリフの追加は気付きましたが、タイトル画面は気付くのが遅れてスクショとっておけばよかったと後悔しましたw



 主人公について

主人公の性格は人間編の方が好きです。序盤は本当にありえないほど失礼な態度の女の子なんですが、その分成長していく姿に好感が持てました。


攻略相手の割り振りに関しては、それぞれこの性格だから恋愛できたんだなっていうのがよくわかってよかったです。どのカップリングもお似合いだと思います。


主人公の声ありは今回初めて体験しました。
私は自分≠主人公で見るので、相手とのかけあいがより自然になるのは嬉しかったです。声がつくことで主人公自身の感情がつかみやすいです。
今後も声あり主人公のゲームがあればやりたいし、もっと増えたらいいなと思います。



 ネタバレ感想

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フルコンしてからOPを改めて見たら、紅葉になって消えていく演出ってそういう意味だったのかー!(T_T)って悲しくなりました。EDのえんえん続く鳥居はループですかね。


そしてあやかしごはんを語るのに外せないのが、吟さん。

虚構の紅葉村を作り上げ、ループの中で "綴の成長" を願ったのは吟さんでした。

彼はきっと、自分の力が尽きて虚構の綴と心中するその時までループし続けるつもりだったんでしょうね。
その前に浅葱の限界の方が早くきてしまったわけだけど。

現実を受け入れられない弱さだとか、凛を巻き込んだ優しさ。
1000年も生きてきた位の高いあやかしが平凡な幸せを求めて足掻き、自虐的に生きる姿に震えます。



はっきり言いますが、あやかしごはん、私にとってはちょっと鬱ゲーです。

あんなに萌えた恋愛や日常で関わったほとんどの人がすでに死んでたっていう事実が、わかっててもショックで(^^;)

全員トゥルーエンドがあるじゃないかと思われるかもしれませんが、問題はそこじゃありません。


あやかしごはんは "同じ世界でのループ" なので、少なくとも5周分の半年間は積み重ねた上で、最後に浅葱ルートにたどりついています。
その先繋げられる未来は、今まで経験した中のたったひとつだけになります。


ここです。


謡も蘇芳も萩之介も詠も真夏も浅葱も、彼らと恋愛した時間は確かに全部存在したのに、 " 好きな未来をひとつ選ぶ " っていうのがなんだか複雑な気分。

これがループものじゃなくて、元々なかったならいいんです。
ループでもパラレルワールドならいいんです。

そうじゃないから、あった時間がなかったことにされちゃう気がして悲しい気持ちになるんですね。
...我ながらどうでもいいことを気にしています( ̄▽ ̄;)


誤解のないように言っておきますが、あやかしごはんはとても楽しめた作品です。

でも癒しゲーかと聞かれればノーと答えてしまうし、友人に気軽に勧められるものかどうか考えたら、ちょっと人を選ぶかなというところです。


ファンディスクをやったらまた印象が変わるのかもしれませんが、それは今後Vita移植されるのを期待して待とうと思います。



最後に。
綴は天使(^O^)☆