ヴィルヘルム・グリム(cv:平川大輔)
見た目 ★★★★☆☆
性格 ★★★★☆☆
声 ★★★★★★
糖度 ★★☆☆☆☆
シナリオ ★★★★☆☆
このゲームは攻略対象に年の離れた兄が二人もいるわけですが、ヤーコプが家族ルート担当なら、ヴィルヘルムが恋愛ルート担当というところでしょうか。どっちも楽しめるように差をつけたのかな?
プレイ終えて思ったのは、私は兄としてのヴィルヘルムが好きだったんだなってことで、恋愛対象としては微妙でした(^^;)
いつ何がきっかけで好きになったのかを楽しみたい者としては、過程をきちんと描いてくれたらよかったとも思います。
年の離れた兄妹なら、家族から異性として意識し出す変化を重要視しちゃうので。
しかしもっとシリアスな話になるかと思いました。思いましたよ。が、
なんというドジっ子!!(笑)
ここぞという時に間の抜けるヴィルヘルムワールド。天然なの?計算なの?
ヘタレに見えて、メンタル強いよね...(笑)
新しく明かされる事実もあって、「あーあの時のあれはそうだったのか!」とちょっとした答え合わせ的な部分もありました。
それにしても平川大輔さんの優しい声と豊かな演技、やっぱり素敵ですねv
以下ネタバレ注意!!
●天然ヴィルヘルム
森での再会シーン笑ったwwwくしゃみ可愛い。独り言激しい。誤魔化し方がベタすぎるww
ヴィルヘルムって、ヘンリエッタがまだ幼い頃から好きだったんですね...。 それがルート入ったとたん飛ばしてくるんで、ルーイをライバル視したり兄妹の線を超えるような発言にはついていけなくて「お?お?汗」ってなりました。
魔女へレもおかしかったww ファンで奴隷てあんた!(笑)
魔女たちとの今までの戦い、それから夢魔の行動はヴィルヘルムが指示していたらしく「魔女さんと遊べて、お前も楽しかったろう?」って言葉に彼の腹の黒さを確信しました。あっけらかんと言うけど結構な目に遭ったよね!?
スカル船長もメロメロだし。天然たらしは苦労しそうですね。(相手が)
ついに魔城入りしていよいよシリアスか......というところで堂々と部屋を間違えるヴィルヘルム。
...えっここで!? ズコー
やっとたどりついた玉座は不在のオチ。緊張感を返せww
●善人のふり
魔王によって仲間が倒され、ヤーコプも元に戻らないことを確認するなり「二人で逃げよう」と提案するヴィルヘルム。「逃げながらルートヴィッヒたちを救う方法を考えよう」と言います。この発言びっくりでした。救おうとか全然思ってなさそうなところに(笑)
どうやらヴィルヘルムは心の奥底では、隙あらば兄弟を出し抜くことを望んでいたらしいです。なるほど。
この状況ならヘンリエッタを自分だけのものにできる...「あの時は仕方なかったんだもの」っていう口実つきで。
彼の中で絶望より淡い喜びが勝った結果が、「どこか安堵したような顔」だったのかなぁと思うんです。今まで堪えてたものがここにきて顔に出ちゃったと(笑) この状況でその考えは醜いかもしれないけど、嫌いじゃないです。
●救いたかった
ヴィルヘルムは兄を救いたかったのはもちろんのこと、魔王も救いたかったと悲しみました。なぜならその怒りを知ってしまったから。
憎んでもおかしくないのに本当にこの兄弟は...似た者同士ですね。
さっき「逃げよう」とか言ってましたけどね(笑)
全体の感想としては、なんだかあっさりだなぁというところです。ヤーコプ死亡後の立ち直りが恋愛のハッピーで誤魔化されてる気がして、そのくせ恋愛過程が薄いから入り込めなくて、う〜〜ん...思ってたのと違うなぁ...(^^;)二人にはもっと悲しみに暮れてほしかったのかもしれない。もしくはヤーコプが生きててくれれば気にならないのかも。ああでも、絶対に罪を忘れないように魔城が見える土地に住むことを決めた、っていうのはよかったです。
人目もはばからずイチャイチャしだすのは、兄妹なだけにどうもいたたまれない気分になりますw
ヴィルヘルムは優しいので明らかな好意を寄せてくる魔女もはっきり断れず、八方美人ですよね。でも様子のおかしいヘンリエッタに気付くなり魔女を踏んで飛んでったのは、笑ったけどさすがに同情しましたw(魔女に) 天然って怖い!
グランドフィナーレはあえて記事にするほどの感想がないので、あとは総評書いて終わりたいと思います。