ももうまし

ハッピーエンド至上主義

華ヤカ モダン 正感想

宮ノ杜正(cv:宮内敦士)

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見た目  ★★☆☆☆☆
性格   ★★★★★☆
声    ★★★★★☆
糖度   ★★☆☆☆☆
シナリオ ★★★★☆☆


宮ノ杜家長男、34歳の正兄さんです。
主人公をゴミだのゴミ以下だの言う大変失礼な人でしたが実は結構可愛い人でした(笑)
ちゃんとお兄ちゃんしてるし、機嫌が良いとわかりやすいし、主人公や兄弟の無茶苦茶にはツッコミ、照れくさいと早口になるのが面白かったです。
主人公が必要不可欠な存在にまでなった時の正の思い切りの良さは、めちゃくちゃかっこよかったです。


あと声が、というより、演技がとてもお上手でした!
なんとなく吹き替えっぽいなぁと思ってたら、そちらのお仕事が多い方のようで。ナチュラルな演技なのに味があって素敵です。


しかしこのルートの主人公には…イライラしっぱなしでした(^^;)
彼女の緊張を溶かすような言動、いいなぁと思う時もあるんですが、そのフレンドリーすぎる態度も仕事への意識もいちいち目に付いてしまって。相手が正や玄一郎だから余計に気になるのでしょうが。
それでも、正にとっては振り回してくれるような相手がよく合っているんです。
だから主人公が使用人じゃなくて、例えばどこかの令嬢とかだったら同じ言動でも普通に萌えられたんじゃないかなぁと思います。
そこだけとても残念だったので、シナリオ評価-1です。




以下ネタバレ注意!!










●気持ちを伝えて

楽しいとか嬉しいをいつも伝えるはる。気持ちを伝えるという行為は「使用人も同じ人間」だということを意識させるのに効果てき面だったと思います。だんだん影響されていく正が可愛かったですw



●紅と紀夫

正がはるに優しくなり始めるのが説得力薄いなぁ…と感じた(ルート外でも)んですが、正クリア後に追加される静子との会話(これを機に今まで仕えてくれた人間の気持ちを考えてやったら?)を見てあってなりました。
正ははるを認めたから優しくなったというより、身分違いの紅と紀夫の恋を認めたからはるのことも認められるようになれた、のではないかと。はると正が恋愛できたのはいろんな意味で紅と紀夫、そして静子のおかげなのではないでしょうか。
でも紀夫を応援するきっかけを与えたのははるなので、この3人との関わりが良いように作用したんだろうな~なんて思います。
あと正があの家庭環境でも案外まともなのは、紀夫の存在がかなり大きいでしょうね。正の唯一のストレス発散は彼と飲んでいる時なのかも…。紀夫には感謝の気持ちでいっぱいです。(誰目線)




●理想の親子?

買い物しているはると玄一郎が、自分よりも親子に見えたことに何か思うところのある正。会えば気が滅入るというのに、母の誕生日当日には宮ノ杜にならって贈り物をする正。母が暗殺の容疑をかけられた時は真っ先に本人の口から真実を聞きたいと飛び出していきましたね。
思ったのですが、正は普通の親子に憧れていたんじゃないでしょうか?玄一郎はああでも、兄弟それぞれの母親はみんな息子を”息子”として見ています…正の母を除いては。なんだかそれって寂しいような気がするんですよね。
別段優しくしてほしいわけではなくても、何かあれば心配されたり贈り物をしたら喜ばれる、普通の親子関係にはなれないのだろうか…そんな正の抱えるむなしさを感じました。



●良き理解者であってほしい

はると自分の気持ちに気付いていても、宮ノ杜家長男とその使用人、それ以下でも以上でもないと正は言いました。でもはるには良き理解者であってほしいと。この時の正にとってはこれが精一杯で、こっちとしてはこの展開に嬉しいやら悔しいやら、いい感じにぐぬぬってなりましたw


●はるに手出しをするな

澄田家に囚われたはるただ一人を救うために軍を使い、サナ枝が捕まるまでのシーンは盛り上がった盛り上がった!その後玄一郎にもう手出しができないように、はるの雇用主を自分にするところまでめちゃくちゃかっこよかったですヽ(*´∀`*)ノ.+゚
「当主になるためにははるが必要不可欠。当主になった後も。」そんなこと断言されたらもう落ちるしかないでしょうv(笑)




正は見た目が全然好みではなかったんですがいいキャラしてて非常にお気に入りですw 最後に、何とかしてはると正をくっつけようと一芝居うつ兄弟に和みましたw
うん、もっと正兄さんが振り回されるところが見たい(笑)


次は茂です!

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