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ももうまし

ハッピーエンド至上主義。主に乙女ゲーム感想 ネタバレにご注意ください

冬にやりたいサウンドノベル『TRUE REMEMBRANCE』


こんにちは、けいです。

突然ですが、TRUE REMEMBRANCE という作品をご存知でしょうか?

2006年に公開された、里見しばさん制作、ほんのり恋愛要素のあるサウンドノベル(分岐なし)です。
白い季節にふと触れたくなる、大好きな物語。

本日は、冬になったら書こうとあたためていたこちらのフリーゲームの紹介をします。
興味があればお付き合いいただけると幸いです(*^^*)



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バナークリックで制作者サイトへ

TRUE REMEMBRANCE


忘れたいほど悲しい記憶を持った人々が訪れる、白い街。
その街で記憶を封じる職業、『封士』を生業にする青年、黒目。
黒目のもとに客としてラという少女が訪れる。


彼らの日常と、街を訪れる人々との出会い、そして小さな秘密をつづった物語。

(公式サイトより引用)


死にたくなるなるほど悲しい記憶に囚われる人、それを世間は「セツナ病」患者と呼びます。

主人公は"黒目"という青年です。
彼はセツナ病患者の悲しい記憶を封じ、癒す仕事をしています。
黒目が新しく担当することになった少女"ラ"も重度のセツナ病。彼女を癒すには時間がかかるため、共に暮らし始めるところから始まります。


黒目は無愛想です。
そんな黒目も口元を綻ばせてしまうような、ラという少女の素直な振る舞いが、私とっても好きなんですよね。
ラはセツナ病でありながら、よく笑いよく食べる表情のくるくる変わる子で、これがまたすごく可愛らしい。いつの間にかセツナ病だということを忘れてしまう穏やかな日常を過ごしていて、こちらもほっこりします。

そんな二人の元に訪れる新たな出会い。

記憶を抱きしめる人。
記憶から逃げる人。
記憶をこぼしていく人。

そして、記憶を消すというのはどういうことか。


それぞれに価値観があって選択をする中で、さり気なくメッセージが込められています。



この物語は全八話で完結です。

読むのが遅い私で一話につき30〜40分ほど、クリアまで3〜4時間でしょうか。
速い方は2時間くらいだと思います。ちなみに音声はありません。
パソコンに詳しくないので参考になるかはわからないのですが、Windows7で動作に問題はありませんでした。


この作品、短いのに世界観がしっかりしていてきちんとまとまっています。ゆるやかに、それでいてテンポ良く話が進むので始まりから終わりまで無駄がありません。

すっきりした文章で伝えたいことは伝え、しかし心情の多くを語らないところがとても気に入っています。
一話ごとに語り手の視点が替わるのも面白いです。


私はこの作品を、ネタバレせずまっさらな状態で始めてほしいなと思います。
どんでん返し、とまでは言いませんが、それまで何とはなしの認識だったものが意味を持った瞬間の、パズルのピースがハマった脱力感、というか.....うわあぁぁ〜!;;っていう感覚をぜひ味わっていただきたいからです。


メインテーマの使い方も素晴らしく、特に六話と終話への入りは鳥肌もの。
全て終わってから二周目を始めると、何気ないやりとりの一つ一つが伏線だったことに気が付いて、ああ、始まりから全部意味のある物語だったんだなって思いました。
二周目から解禁するスチルもあるので、ぜひ、クリアしたそのままの気持ちでもう一度始めてみて下さい。



ゲーム内の背景は実写で、世界観にマッチしたBGMはオルゴール調。
それと、もう一つ私の大好きな要素が、です。

正直に言えば立ち絵もスチルも古くさいのは否めませんが、ホッとするようなあたたかみのある絵で、私は里見しばさんの描かれる目元の表情がとっても好き。
わずかな動きに愛嬌があるのです。
もはやこのイラストでなかったらこんなに愛着は湧かなかったと思います(´ω`)



2012年には、ニンテンドー3DSが配信されました。(有料:510円)
こちらはイラストが、構図はそのままに描き手だけ変更されていて、これはこれで作品を壊さない優しい絵柄です。(やっぱり私は、綺麗になっていても元の方が好きなのですが)
3DS版はクリア後のおまけシナリオが追加されていて、ここでしか見られないスチルとデフォルメ立ち絵は里見しばさんがご担当。ファンならこれだけでも買いです♪



つい長々と語ってしまった(>_<;)



話のラストはよく考えると不安要素が残るというか、ご都合主義っぽさはあります。
でもこの作品でそういうところをつつくのは多分、野暮ってやつですw


TRUE REMEMBRANCEは、ちょっとだけ寂しくて、でも癒される作品。
前を向いて歩こうという気持ちにさせてくれます。


この季節、あったかいコーヒーと共にいかがでしょうか(´ω`)


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バナーにリンクを貼りました。



大好きで、いつまでも残しておきたくて、乙女ゲームではないですが今回記事を書きました。
このブログを通して少しでも多くの方に知っていただけたらな、と思います♪


ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!