ピリオドキューブ~鳥籠のアマデウス~ のネタバレ無し総評です。
購入前の参考にどうぞ。
- 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
- 発売日: 2016/05/19
- メディア: Video Game
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✱攻略前気になるキャラ
アストラム>ラディウス>ザイン、リベラ>ヒロヤ>ポヨポヨ、ディメント
✱攻略後好きなキャラ
アストラム>リベラ>ラディウス>ヒロヤ>ポヨポヨ>ディメント>ザイン
システム
・× 主人公のボイス、顔、立ち絵、アイキャッチ
・〇 目パチ、口パク、デフォルト名呼び
シナリオ・主人公
・プロローグ+全7章、グッドED、メリバED
・1章までの選択肢でルート分岐するので共通ルートはほぼない。
・ストーリー:オンラインRPG「アルケイディア」。主人公は、行方不明の兄の手ががりを探そうとして始めたゲームの世界に突如入り込んでしまった。元の世界に戻るにはゲームを命懸けでクリアするしかない。仲間と協力し、兄の情報と脱出を目指して戦う。ダークファンタジー作品です。
・主人公:真面目でおとなしい性格。誰にでも分け隔てなく心優しい女の子ですが、よく言えばお人よし、悪く言えば八方美人。ルートによって好き嫌いが別れました。メリバEDでは闇落ちすることも。
イラスト・音楽
・イラスト:立ち絵は目パチ口パクに加えて、髪が風に揺れるかのように、獣耳や翼が息づくようにフワフワと動きます。一部微妙な表情はありましたが、崩れというよりはこれは好みの問題かも。背景は幻想的でとっても綺麗です。
・音楽:とてもお気に入り。サントラ欲しいです。バトル時の曲がとてもかっこいい。
プレイ時間
1キャラにつき4~5時間ほど。
こんな人におすすめ
・ファンタジー
・オンラインRPG
・天使、悪魔などの属性
・獣耳、翼、尻尾、角
・攻略キャラに狂気3名
・ハッピーエンド
・メリーバッドエンド
・さっくりやりたい
攻略について
<攻略制限あり>
ポヨポヨは制限あり。
<おすすめ攻略順>
公式より
ヒロヤ→ラディウス→ザイン→アストラム→ディメント→リベラ→ポヨポヨです。
実際にこれでプレイしてみて、ひとつずつパズルのピースがはまる感じを味わえたので。
1周すると黒幕はわかりますが、より詳しい真相はリベラ、ポヨポヨルートで明かされます。
ディメントはアストラムルートから派生。
総評
発売後の評価がまずまずの印象だったので見送っていましたが、アストラムが可愛すぎると聞いて興味を惹かれました。結果、アストラム(コミュ障)可愛すぎました。し、リベラ(弟キャラ)もツボでした。逆にすっごく苦手だったキャラもいて、シナリオは微妙~と言われるのも納得できちゃう置いてきぼり感でしたけど、前述のとおり満足できたキャラや楽しかったシナリオがあったのでプラマイゼロな作品です。ちなみに、ゲーム化される前のCDは聴いていません。
共通ルートがほぼなくてすぐ分岐するのに、面倒だなと思ったのが、すでに知っている情報をスキップできないところ。どのルートでも、説明されていることは同じなのに、話している人物が違うから、結局同じことをまた聞かされるんですよね。序盤はこれが多かったです。
獣耳は実は苦手なんですが、ピリキューはあくまでゲーム世界の時の姿なんだって割り切れたのでみんな可愛かったです。
シナリオはテンポ良く進み、短いです。ラストはテンポ良いを通り越して急展開の超展開。短いの自体はさっくりできていいんですが、世界観的には、パーティメンバーの絆とか、愛着っていうのが物足りなくて惜しく感じました。引き合いに出すのはよくありませんが、某時空を超えるゲームのようにマップ移動して、レベル上げとかできたら、シナリオが短くても感動や愛着を持てたろうなって。世界を彩る背景や音楽が素敵で、キャラごとのステータス画面の芸が細かくて面白いので、余計にそう思います。
私は普段RPGはやりませんが、ピリキューの「アルケイディア」はやってみたい。私だったら、見た目が好みな悪魔プレイヤーにしようかなとか、天使プレイヤーにしてアストラムに従いながら彼の痛いロールプレイを眺めるのも面白そうとか、考えるだけでちょっとワクワクします。そんな風にいいなと感じる世界観なので、実際にキャラを動かせずとも、ボリュームがもうちょっとあればよりよかったな~と思います。
気になるけど迷われている方は、期待しすぎるとガックリくる可能性もあるので、まぁやってみよっかな~くらいの心持でプレイしてみてはいかがでしょう?
最後にひとつ。
設定的に面白いのが、この世界で出会う人物はレベルが強ければ強いほどリアルでは廃人ということ(笑)
颯爽とピンチを救ってくれたクールでかっこいい攻略キャラ(Lv81!)も、リアルではゲーマー。…という、かなりどうでもいい事実に親近感を覚えました( ´▽`)☆