ももうまし

ハッピーエンド至上主義

遙かなる時空の中で3 将臣感想



有川将臣


見た目   ★★★★☆☆
性格    ★★★★☆☆
声     ★★★★★★
糖度    ★★☆☆☆☆
シナリオ  ★★★★★★


意地はるのやめようぜ。


ネタバレ注意!!!!






譲ルートをやってからというもの、どこ行っても彼の不憫さが気になってしまいそんな扱いにも 愛着が湧いてきた 頃です。
今回は将臣との切っても切れない縁と望美ラブの間でなんとも可哀想な板挟み。滝壷での喧嘩後自分が先に行ってしまったばかりに望美の危機に間に合わず、将臣の助けで頬を染める望美を見せつけられた 譲のメンタルが心配でならない (笑)
昔から『時々ふいっといなくなることがあった』という譲氏の心中お察しします。



将臣ルート感想いきます。

相変わらず幼馴染枠にはさして萌えないんですが、ここに 『敵対』属性が加わるとクリーンヒット することがわかりました。
ほんの偶然で源氏と平氏に分かれてしまった望美と将臣。時空を遡っても将臣の説得は叶わず、自身でさえも源氏を捨てられない。どちらも譲れないものがあってどうあっても剣を交えなきゃいけないのに、一時肩書きを捨てわずかな時間二人で抱き合うスチルにごはんがすすむ。
『来ないでくれ』との願いも儚く、ひとたび戦場で会えば源氏と平氏でしかいられない切なさ。どっちもヘタレないあたりこの二人、似たもの同士なんでしょうね。


彦島でのイベントでは懐中時計を拾ってくれた 優しい敦盛さんに全力で突進していきたい 衝動に駆られ、しかしこれは将臣ルートだということを思い出してやめました。


最終戦は 清盛があっさり食われる という拍子抜けからの荼吉尼天戦。互いに与する一門を守るために今まで葛藤して苦しんできたというのに、 どっちの大将も腐り果てていたというオチ 。一体何を守っていたのか、何にこだわっていたのか、片方の命を奪うかもしれないあの緊張感はどこいったw
俺が・・・俺たちが戦ってきた結果がこれか・・・
ほんとにな(笑)
馬鹿馬鹿しさすら感じる。

いやそんな投げやりになってはいけない!ここは将臣と望美の共闘に燃えるべきシーンだ!と頭を切り替え荼吉尼天を瞬殺、 アニメーションの髪の毛ボサッティーな将臣 に笑ってから無事ハッピーエンドを迎えることができました。



面白かったです。 幼馴染み+敵対 に激しく萌えましたし!でも最後の最後で気が削がれてしまったのと、ひとつ気になる点が。

将臣って清盛の異常はじゅうぶんわかっていたんですよね。そして荼吉尼天のことは終盤まで知らなかった。いくら平氏に恩があるとは言え、世界をも滅ぼしかねない清盛に味方する心境が腑に落ちません。イコール譲と望美を殺す立場を選択した、ということですから。恩がある、見捨てられないと言っても、 それは家族や幼馴染み以上のものだったのか 。どうしてもこれがひっかかって素直に感動できない(汗)
譲ルートでは清盛に逆らい平氏を裏切っていたので、いざとなったらそうなるんでしょう。と考えて気付きました。そうだ、 そういう将臣を改めて見たかったんだ わたしは。
今回清盛は荼吉尼天にぺろりされちゃったのが残念です。


エンディング後は南の島に移住しましたが、やっぱりこう、唐突感があります。将臣って望美のこと恋愛として好きだったのか。わたしの中では将臣と望美は恋愛というよりも親愛とか家族的な、友達以上恋人未満な関係がしっくりきて好きです。…単純にタイプじゃないせいなのかもしれませんが( ノー`)