こんばんは、お久しぶりです!
ずいぶん時間がかかってしまいましたが白華本編コンプしましたー!感想書きます!
これは「罪の物語」。犠牲が多くずっしりくるゲームで、ハッピーエンドだけど手放しで喜べない…まさにそんな感じでした。
どのキャラも罪を背負い、運命に縛られているのですが、苦しみながらも互いを支えようとして恋が芽生える様は、切なさと美しさがありました。
攻略キャラはもちろん、サブキャラも良く、役2名はボロ泣かされました。お友達が「好きそうなサブキャラがFDで攻略できるよ♪」って言って貸してくださったんですけど、よくお分かりで…!!!!(^▽^)セットで貸してくれてありがとうー!!
好きキャラ順は
空疎、智則、アテルイ>古継>幻灯火>秋房>胡土前 です!
前三人は横並びです。(FDで変わる可能性大)
では、個別感想いきます。
全員まとめようと思ったのに智則のおかげ♡で長くなってしまったので分けます。
以下ネタバレ注意!!
前野さんの少年キャラが新鮮でした。秋房は自ルートでそれはもう盛大にやらかしてしまってフォローもできないんですけど、キャラとしてはこの白華の檻唯一のムードーメーカーで、必要不可欠な存在だと思います。それに、裏メインヒーローですよね…第2形態嫌いじゃな…むしろ好きです♡
正直に言うと秋房ルートは私にとっては智則ルートで、智則が動き出してからはもう智則しか見えなかったです…つらい…しんどい…。
今回は、姫を檻から開放した秋房がヒーローでしたが、償いを望む姫の意思を尊重した智則だって、紛れもなく姫の幸せを考えていたわけで。この世界じゃ、何が正義か、何が幸せかを判断するのがすごく難しくて頭抱えました。
さらに畳みかけるような智則の真実。諦めず剣の消滅方法を探していたことや、死ぬ役を買って出ていたこと、そして、秋房への嫉妬。それら深い想いに号泣でした。
剣を消滅させる方法(一体化した者を殺す)って、あの時点では秋房ができる唯一の償いだったよね…。教えたら絶対「俺がやる!」って飛びつきそうだもの。それがわかっていたから智則は黙っていたんだと思うんですよ。なぜなら秋房が、姫の想い人だから。失わせるわけにはいかなかったんです。あるいは、智則の償いだったのかもしれませんね…。
智則のこういうところにぎゅっと掴まれました。
胡土前(cv:黒田崇矢)
まず事情を話してくれと、思ってしまいましたw プレイヤーは胡土前の独白を見ているから「鬼が弟子で救いたいんだな」って察せるけど、お姫様はわからんと思うのですよ!些細な部分ですが、序盤のいざこざに引っかかってしまいました(^^;)
胡土前は私の中ではあまりヒットせずですね。元々ザ・男!!っていうキャラが好みではないので…。なぜか空疎視点が多かったせいか、空疎様がおいしい胡土前殿ルート、という印象が抜けません…ごめんなさい…。旅途中のありが十匹とか言ってるあたりのほんわかムードはすごくツボったし、お姫様を担いでガハハ!と笑って運んでくれるような安心感はありました。
で、また智則かよ、と言われそうですが、語ります。季封を去る胡土前の背を見つめる姫、に、智則がかけた言葉について。
姫は胡土前を好いている、それがわかっているから、智則はあえて敬語を解いて「行ってくるといい、詞紀」って声をかけるんですね。玉依姫としてではなく、一人の女としての詞紀の背を押してくれたんだなってもうそれだけで胸を締め付けられたんですが、その後こう言うんです。
「あなたが帰ってくるまで、留守を守っていますよ、姫」
死地に赴く姫に対して、必ず生きて帰ってきてね、という意味なのは一目瞭然ですが、あえて役名で言ったのは、あなたは季封にとってなくてはならない存在なんですよと、念押しで伝えるためなんだろうなと。多分あのお姫様には季封の民を思わせる言い方をした方が効果的ですよね。どこまでも姫想いな智則の気遣い、でした…。つらい…。