ももうまし

ハッピーエンド至上主義

アーメン・ノワール ポータブル 感想

 

アメノワ…コンプできませんでした…!(泣)
残りゼクスのみというところで挫折…。

ちょっとびっくりするくらい合わなかったです。私はこの世界で生まれたキャラたちの倫理観には…寄り添うことができませんでした…。

メヴィウスの細かい真相についてはゼクスルートで色々明かされるのかな。それを最後までやらずにどうこう言うのは良くないけど、真相を知って印象が変わるか?っていったらそんな気もしないので…。

戦闘シーンは立ち絵の種類や配置が工夫されていて臨場感がありました。が、長々とキンキン斬りあってるだけでお世辞にも面白いとは言えない。おまけに動作が遅くてスキップしちゃいました。

 

好きなキャラはソードと、次にナイヴスです!


以下からネタバレの辛口感想です。
8割否定的な内容なのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エル(cv:田坂秀樹)

真実(実は人間だった)を知る前の方が人間らしかったと思うのは私だけ?

エルを造ったムーン…エクリプスを殺すのに躊躇いがなくて、びっくりしました。生前の記憶がなかったエルにとっては親のような存在だったんじゃないのか。ノワールも、エクリプスはファーム滞在中に会話して一緒にご飯食べて世話を焼いてくれた存在なのに、情とか湧かないんだなーと。エルの「たとえこの体が鉄でできていようと、オレは、人間です」という言葉と行動がちぐはぐで、むしろ機械っぽさが際立って見えました。「今までありがとうございました」から一切感情が伝わってこなかったのも怖かったです。

 

追加エピで登場した、ガルド…彼の死には二人ともすごく憤っていました。会って数時間、下手したら数分会話した人間の方が二人からよほど気にかけてもらえてて、エクリプスにちょっと同情;状況が状況だけど、なんていうか、敵味方以前に何か思うことはなかったんだろうか??

 

アンドロマリウスがCAを捕食するCAということで、エルが捕食対象を「餌」と表現するところも恐怖でした。追加trueEDの方はエルが人間からかけ離れていくようで…。既存goodEDが好きです。

あと残念だったのは、序盤の交流が少なかったことです。どうやらエルとは2年間ほぼ毎日顔を合わせ、駆除に出ていた…というのは回想もなくさらっと明かされたんだけど、それを聞いた時の正直な気持ちとしては、そんなん、知らんがな。

「そばにいます券」が微笑ましかっただけに、ぜひ使ってほしかったなぁ。

 

 

 

ナイヴス(cv:吉野裕行)

どうして二人はこの世界で出会ってしまったんだろうね…(ポエム)。

初対面の男が毎晩部屋の前に立って完徹見張りしてる姿は、想像するとちょっとしたホラーでした。でも一目惚れなら仕方ない。別にそんなことは言ってなかったけど、ノワールが来て二日であの熱の入りようなら、どう考えても一目惚れでしょうw(かわいい)

弱者に手を貸す生き方をしてきたナイヴスが、世間知らずで不安定なノワールに入れ込むのは納得です。「俺が貰おう」はなかなかの威力でした!この天然たらしめ!!でも私がこのルートで一番萌えたのはソードの「なぜノワールを連れ去った!」なの…ごめんねww

ナイヴスはどのルートでも死亡→機械化なんですね…不憫すぎる…。記憶失っても人格変わらないし、結局すぐ思い出せたしで、恋愛に関しては支障なくてよかったんですが、じゃあ彼は一体何のために殺されてしまったんだろう…という印象です。

ゼクスとの戦闘でレインが逃がしてくれたのに、さほど距離も取ってなさそうな場所で告白大会が始まったのは笑った。気持ちはわかるが、ちゅーまでしてる場合じゃないと思うの!w早く行ってー!!

他には、まだゼクスとクリムソンが戦ってる最中なのにバウンティアの正面玄関で話し込むとか(モブハンターすら出てこないw)、ナイヴスの胸の傷口を見てノワールが「痛そう…」って言いながら傷口にペタっと手のひら当ててるスチルとか、全然笑うところじゃないんだけど、笑ってしまった。

 

 

 

レイン(cv:保村真)

ナイヴスに警戒されまくったり、シャンタオに散々な言われようだったり、レインがいると見た目も相まって賑やかでした。主体性のないノワールにもズバズバものを言ってくれるから気持ちがいいし。ナイヴスの死にノワールを抱きしめて悲しむところまでは普通に萌えられました。が、

シャンタオが重症を負い、「おまえがファームに来なけりゃよかった」発言をしたあたりから雲行きが…怪しくなりまして…。バウンティアに復讐しに行こうとするレインをノワールが止める場面で、ノワールを殺す寸前までやってしまったのがね、…やっちまったなぁ、と。ナイヴスが何を守って死んだのか、それを一番よくわかっていたのはレインじゃなかったのかな。もしやレインにノワールの世話をさせるためにこんな展開にしたの?と勘ぐってしまうほど違和感を覚えました。もうひとつ衝撃的だったのが、ノワールの介護を「なんで俺がそんなんしなきゃなんねーんだ」。掃除の時、肩の傷を心配して「もっと甘えろ」って言ってくれたレインはどこへ…?

 

後半の展開はノワールの妄信ぶりについていけませんでした。賞金首はCA契約者に限られるので、シールを使うとCA契約を破棄できる→賞金首はかけられた賞金がチャラになり無罪放免。このやり方でノワールは「誰も傷つかないこんな戦い方があったなんて!」って喜んでいたけど、CA契約破棄を望む人の中には最弱凶悪犯だっているんじゃ…ないの…?;そしたらそいつら無罪だよ?CAが無くても、人はナイフで殺せるんだぜ…。

このルートの萌えポイントはやっぱりソードでした。「これは私闘だ」「おまえが生きていてはノワールがバウンティアに戻ってこない」完全に嫉妬しかなくておいしいなあ♡

 

 

 

クリムソン(cv:中村悠一)

ソードのノワールを返せ」イタダキマシタ――(゚∀゚)――!!

まさかクリムソンルートで、ソードに"怪我が早く治るおまじない"をスチルつきでやってくれるとは思わなかったwwこれ、ソードルートだっけ!?

クリムソンは見た目とボイスが好きです。「ノワール」って呼ぶ時の優しい言い方が素敵…♡

どころがどっこいこのルートもあんまり入り込めなかった;;というのも、クリムソン、確か共通だったかでノワールに「きみには笑ってほしい」とか言ってたと思うんですけど、クーロン殺して「案外しぶとかったね」って笑った時点でエーッと思ってしまいました。モブならともかく、クーロンだよ…?かつての仲間の死をそんな風に鼻で笑われてノワールは何も感じなかったんだろうか。いくらノワール「クリムソンは命をないがしろにする人じゃない」と言おうと、不信感しかなかった。

 

 

 

 

ソード(cv:小西克幸)

こう言っちゃなんですが、ソードが一番まともでした。まともというとアレかな、矛盾がなかった。で、私は昔から保護者×被保護者萌えだから、ソードの過保護っぷりも、逃亡劇も、同棲生活も、すごく楽しかったです♡しかも小西さんのお声がどストライクで…!耳が幸せでした。

でもひとつ難点をあげると…暗い。ただただ、暗かったw

世界観的とかお話的にキャッキャするものじゃないけど、にしても落ち着きすぎててちょっと息が詰まったのも事実。シャンタオが恋しかった。

 

バウンティアというひとつの枷から外れたソードが、これからは思っていることを打ち明けようと少しずつ話し始めます。「(昔ノワールが)部屋を出ていった時さびしかった。自分の娘が自立していなくなったようなそんな気がして」この発言めっちゃ可愛いー♡ときゅんきゅんしていたらですね、

「…ありがとう、ソード。不出来な娘で、ごめん」「あ…いや…その、俺も身勝手な保護者ですまん…」「…保護者なんだ?」「…今は他に言いようがない」「…そうだね。私たちって変な関係…」

この、煮え切らない会話に繋がりまして…ww一番大好きで大切には違いないんだけど、目の前にあるラインをどう越えたらいいのかお互いに計りかねてる、みたいな。ぐだぐだな感じが結構好きでした。でも、ずっとこんな感じでね…w

このルートのノワールは、怪我のせいで終始守られだし、ソードへの依存度が高くて、いい子なんだけど精神的に弱く幼いまま。どうしても家族の枠から抜け出せず、お互いに恋人として意識するまであと一歩足りない…と悶々としていたのだけど、ある日、「私たち恋人同士なんだよね」「ああそうだ」みたいな会話してて、えっそうだったの!?wwと思わず笑ってしまいました。どうやらぬるりと進展していたようだ。

 

クーロン戦は申し訳ないけどこれっぽっちも響くものがなくてですね…違和感しかなかった、クーロンの言い分が。エルの死を、弔い合戦を”憧れのソード先輩を超えるための戦い”の理由にしてるようにしか見えず、熱いバトルのはずが冷めてしまい、残念です。

ラストは強いハンターと賞金首を片っ端からやっつけるソードが手に負えず、「二人の回状全部取り下げるから勘弁してくれ」ってお偉いさんが言い出したのも笑いました。ソード無双すぎる。

お気に入りスチルは添い寝と、エピローグのやつと、たくさんあって満足です♪

(クリムソンルートの)ノワールがソードにおまじないをするスチル、あのソードの無防備な姿、レアじゃないですか…!?好き♡