ももうまし

ハッピーエンド至上主義

SWEET CLOWN ~午前三時のオカシな道化師~ コンプ感想

 

午前三時のお茶会、無事帰還です!

ほとんど前情報を入れず始めましたが最後まで楽しくプレイできました。

主人公をはじめ攻略対象が全員歪んだ一面を持っているというアクの強さに驚きつつも、ズブズブ互いに依存していくような恋愛模様は、仄暗い世界観にぴったりで面白かったです。

 

プレイ前気になる順は

久瀬>古橋>日之世>真井>密原

好きなキャラ順は

真井>古橋>日之世>密原>久瀬 です!

 

以下ネタバレ注意!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初回密原くんは本当に面白かったです…。

途中まではかなり距離をとって眺めていたというか、とりあえず好みのタイプではないし、世界観を知ることに集中しようと読み進めていたんですが、彼が発狂した瞬間目が覚めましたねww笑いながら自分の頭を壁に打ち続け、無言で城の出入り口を殴り続けるとか怖すぎる。声優さんすごい。

この後どうやって関係を修復するのか、どんなエンディングを迎えるのかワクワクが止まりませんでした。主人公もだいぶ印象が変わって、性格悪いもの同士とてもお似合いなカップルだなぁと思いました。

密原くんに殴られた衝撃が大きすぎて、その後久瀬くんが実はプリンでしたと言われても私の中で「へえー」で終わってしまったのがちょっと残念なところです。

 

日之世くんは一見ヤバそうだけど、実は一番冷静に状況判断できる人なんじゃないかなーと思います。境遇さえ普通だったら、案外まともな人格で人生送ってたかもしれない…?さわやかな日之世くん。…想像できないな…。あの「イヒヒ…」っていう笑い方が好きです。お互い「好き」って言えるようになるまでのアレやコレがまどろっこしかったのが惜しいなぁ。

 

古橋さん。高橋さんのボイスにうっとりしました♡共通ルートで玉座に堂々と腰かけてるところに遭遇した時はどうしようかと思いましたが、私は”王子様”に弱いもので、彼のその一面がチラ見えする箇所では胸がときめかずにはいられませんでした。私が一番好きな場面は、部屋を出ていく古橋さんに対して、寂しいと言えずに「何でもありません」と笑う柘榴ちゃんに、古橋さんが指輪のネックレスを彼女の首に掛け「傍にいる」と微笑むところですね…。柘榴ちゃんじゃないけど、あれは「反則だ」。

古橋さんルートの柘榴ちゃんもいじらしくて可愛くて好きです。

それと、古橋さんは深愛バッドも好きなんですよ。「私を信じて」という柘榴ちゃんの言葉を信じた結果、古橋さんにとってのバッドエンドとなってしまったんですけども。

それって古橋さんが柘榴ちゃんを好きだったからこそ「裏切られた」という気持ちになっちゃうんですよね。でも彼女がどんな想いでそれを選択したか、それもわかるから憎めなくて、再会したらまず一番に文句を言ってやろうと割とふっきれている姿が上手く言えないけど好きです。永遠の時を、彼女を忘れないように描き続けて生きるってすごいな。

 

そして真井くん。私、普通に彼も攻略対象だと思っていたから、1周した後におすすめ攻略順をよく見て真井くんが弟なんだって気付きました。ニブすぎる。人当たりが良く欠点のなさそうなタイプってあまり興味がわかないんですが、スイクラの世界だともうめちゃくちゃ癒しでした…。真井くんだけは。真井くんだけはそのままでいておくれ、と何度願ったことか。近親は好きじゃないけど”真井知己”くんなら柘榴ちゃんと幸せになるエンドが見たかった。けど真相グッドを見る限り「真井くんの幸せ」はあの形なんでしょうね。柘榴ちゃんとは交わらない人生。双子なのにねぇ…。古橋兄弟やクランとラズ、日之世妹とか、あの時間に存在するはずのない人物も含めて全員無事で解放されてるところが最高に大団円でしんどいです。こういう類のキャラに出会うと、いつも呆然とした後に「何でこれを乙女ゲームで作った!!?」という怒りのような悔しさのようなものがこみ上げてきますが、それだけその作品を楽しめたんだ、ということで気持ちをおさめてます。

 

このゲームの癒しと言えば、クランとラズも大好きで、特にクランの顔がたまに(驚いた時とか歯を見せて笑ってる時)絶妙な不細工になるところがめちゃくちゃツボです。お菓子あげたい。

 

最後に、このゲームを貸してくれたブロ友さま、ありがとう♪