こんばんは。
今多くの乙女ゲーマーさんが楽しんでいるであろう戦国時代とは別の戦国の世で、武将達を攻略してまいりましたｗ
花朧、とっても面白かったです！
ボリュームは長すぎず短すぎず、個別に入るのが早くて、恋愛過程が丁寧でした♡
たまに彼視点が入るのが萌えですね。
主人公は姫としての自覚が足りず、おいおい、と言いたくなることも多々ありましたが、好きな人に対しての想いはまっすぐで個人的には好きです。
シナリオはファンタジー色が濃くなると展開が雑に感じるところがあるので、もしかしたら史実が好きな方ほどしんどいかもしれません。私は歴史に詳しくないんですが、史実を持ってこなくてもよかったのでは…と思うところもあります。
キャラクターが魅力的だったので、3キャラほど2周しまして、楽しめたからこその不満点だなぁという印象です。
キャラ萌え重視の方にはお勧めしたい…！
ちなみにミニゲーム要素の”手合わせ”はテンポが悪くなるので私はちょっと苦手でした。
どのキャラもよかったのでFDや、音楽がかっこいいのでサントラがあったらいいなぁと思うけど、これ3年前のゲームなんですね…。
好きなキャラは…悩みますが、信玄です！
ではでは、以下よりネタバレ感想です。
正統派ヒーローの王道展開、いいですねー！！大好きです。
長政は他ルートでもブレずに市を気遣ってくれるところがもう本当にイケメンです…！一番好きな長政は勝家ルートの、市が自分の正体を話して離縁しようと言うシーンなんですけど、「ありがとう。もうしばらく夫婦でいよう」の声が優しさに溢れていてぐっときます。
自己犠牲を繰り返す市を本気で叱ってくれるところも良い旦那様ですね…♡
愛エンドは先代黒孤の力で市が人間になるっていう超展開を迎えましたが、自ルート以外では長政は大体死んでしまうのでもう幸せになってくれればそれで。
常エンドの展開は切なくもなかなか面白かったです。妹の奇怪な言動に兄上びっくりだよね…ｗ
ふだんのおっとりした性格と戦場での頼れる雄姿のギャップがイケメンすぎます…！！喋りも変わるのでドキッとしました。それでいて過去に悲しみを抱えている…というある意味完璧な人。
キャストである下野さんは、個人的に今まで通ってきたキャラだと元気な少年タイプが多かったので、信玄のような大人で、優しい口調に咆哮という組み合わせは新鮮でした。声が控えめで「…ん？」とかだと全然聞こえないんですけどｗ、イヤホンにした時のキュン度がすごい。やばい。すごい…♡
シナリオは上げて落とすという、見ていて苦しくなるような展開でこれからどうなってしまうのかと目が離せませんでした。
後半の市がすごく健気で…たとえ死んでも人として信玄様を守りたい、と支えようとする姿に涙でした。
信玄はひたむきな市の行動に胸打たれるけれど、どうしても朧と自分の罪を許せず、でも市への想いも断ち切れず…。信玄は過去の事件のせいで、誰より言葉というものを恐れていたから、朧である市に「好き」と言えないでいたんですね。
そうやって葛藤する中出た台詞が「…今晩は、ずっと一緒にいたい」だったのかと思うと、そのいっぱいいっぱいな想いに胸が締め付けられます。
愛エンドは、とにかくほっとしました。エピローグでは前よりスラスラ喋れていて、無事トラウマを乗り越えられたのかな…。隠居後は穏やかに過ごしてほしい…。病気は朧パワーでどうにかなると思っています。
櫻井さんのドスのきいた江戸っ子口調も素敵でした♡
勝家は潔い男で、恋愛スイッチが入ってからの主従なんてクソくらえ！な押しにドキドキしちゃいました♡男！って感じの筋肉もかっこいい。
市のことは、私も勝家と同じように、最初はわがままで世間知らずの子供だと思っていたけど、市が市なりに民のためにできることを考えて、結婚を決意したところは好感が持てた（その後の離縁話はどうかと思ったけど…ｗ）ので、このルートのお姫様が一番好きかな…。あと、勝家がきちんと戦に出るとはどういうことなのかを市に説いてくれたのでちょっと安心できました。
が、勝全に関しては、ね……。因果応報ですね。終盤は何とも言えない気持ちでした。勝全が不憫すぎるよ…。
そもそも、柴田勝家でやる必要あったんかなーと、ちょっと思いました。最初から五右衛門でよくない、、？
ファンタジー濃かったですね……ｗｗ半兵衛も、竹中半兵衛でやる必要があったのか謎なシナリオでした。歴史上の人物の力を借りなくても、充分魅力的なキャラクターだと思うんだけどな…。お姫様は、このルートは悪い方向にわがままでがっくりしちゃいましたが。
でも半兵衛ルートの恋愛過程は、これも王道といえば王道で、彼の冷めきった固い心を市がゆっくり解いていくようなやりとりが好きです…♡陣形の話やおにぎりの微笑ましさよ。
玉藻狐が出てきてからはややこしくなって、展開が雑でしたｗひとつだけ、どうしても気になるのが…負傷して倒れてる秀吉ほっぽってイチャイチャするのはどうなのｗｗでも半兵衛ルートに限らずというか、乙女ゲーあるあるだけどね…。あとアラン、救済してほしかったな…。
半兵衛ルートは常エンドがお気に入りです。後代返しという設定が一番生きていて、半兵衛にとっては悲劇ですが、大切なものを失ってから「生きたい」と願う…という切なさが好きです。
始める前はすっごいヤンデレを想像してたんですけど、ヤンデレ…というか…こじらせ…？俺はもう引き返せない系男？
どんな狂気が待ち受けているかと別の意味でドキドキしたのですが、兄上は「独りは嫌だ！」ということで、意外とシンプルで人間らしい悩みにほっとしたのでした。
ただ話を進めれば進めるほど心配になりましたね…。黒が言った「市への想いは愛ではなく、血の執着だ」という言葉に傷ついて、おかしくなった兄上は愛おしく思っちゃいます。孤独がゆえに、行き場のなくなった想いが力に固執しちゃったのねと、理由を知ると納得…。
あまりに頑固なのでもどかしさを感じることもありましたが、そんなところがまた放っておけないと感じさせる兄上。どんなに残虐非道でも、孤独に苦しむ兄を見捨てられない市を私は応援してるよ…。（遠い目）
長政が人間として結ばれるのに対して、信長は朧なので、対になっているんですかね。
そういえば途中、市の横で寝てるはずなのにガッツリ目開いてガン見してる兄上のスチルが出てきた時は吹きましたｗ
そういえば1番最初に見た「いずれ訪れる未来」って、なんだったんでしょう。私はてっきりバッドエンドで信玄に首を絞められたり勝家に嫌われたりするのかと思ったけど…。あの展開をどう変えるのかと期待していた身としては、肩透かしなイベントでした。
あとは、サブキャラのあとがたりも良かったです。
アランを救うFD、待ってます…！
最後にお友達へ。またひとつお気に入りソフトが増えました♡ありがとう！
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