ももうまし

ハッピーエンド至上主義

マスケティア アラミス 感想



アラミス


見た目   ★★★★★☆
性格    ★★★★★☆
声     ★★★★★☆
恋愛    ★★★★★☆
シナリオ  ★★★★★☆
真相解明  ★★★☆☆☆


こじらせ系ナルシスト


ネタバレ注意!!!!






なんとなく予想してた通りの人物でした。あっちへフラフラこっちへフラフラ、 最低行為を繰り返し自己嫌悪
ポルトスの後だとその不安定さが目に付きますね(笑)
ナルシストのくせにメンタルは弱い。 めんどくささが愛しくなるタイプ です。


アラミスは出会いから非常に面白かったんですが、対するダルタニアンの冷静加減がまたツボでした。
序盤はこの対照的なやりとりが楽しい。

落とした手紙を 自分へのラブレターだと思いこみ ます。
休日の昼間から 泡風呂にバラ を浮かべて入ります。
自室に自画像 を飾ります。
絵のモデルを頼んだら 脱ぎます
期待を裏切らない(笑)

モデル時のポーズについての会話がピークだと思うんだけどその内容
『花でもくわえる?』→『はい』→『じゃあポーズはキザに決めよう』→『 いや花くわえて普通に座っててください 』←(!?w) →『 それじゃあ変じゃない? 』→『 じゃあペンをくわえますか? 』←(!!?w)

そして自分の美しい金髪をそよがせたいので、絵描きのダルタニアンにあおげと注文するアラミス。


風、カモーン 』ドヤァ




この二人面白い(爆笑)





おふざけな雰囲気もここまで。
中盤からは怪しさがただよい後半は仲違い。アラミスはフラフラしてると言いましたがそれは、彼の生い立ちと悪魔化による失明が原因でした。

幼少から誰とでも当たり障りなく接してきたアラミス。上辺だけの態度で満足する他人に嫌気がさす反面、本当の自分を見せて嫌われることに臆病な性格に育ちました。『 どうでもいい 』を言い訳にして、本気でぶつかることも縋ることもできなくなる。

上辺の関係しか築けなかった彼は、愛、家族、友達、絆に飢えていたようです。
だけど自信が無いからそんなもの欲しがったりしない。いつか壊れるのなら、自ら壊せばいい。得られないと思い込んで他人を信じられない。傷つくのが怖い。 ・・・・・・こいつ、めんどくせえ (笑)

失明のタイムリミットとどこにも居場所のない自分を抱えたストレスはピークに達し、アラミス様暴走。それでも信じてくれるダルタニアンを拒絶し、拒絶し・・・これでも愛してくれるというのか、許してくれるというのか、受け入れて欲しいと願いつつもその信頼を裏切り続けます。でも やりすぎて嫌われてショックを受ける おバカなアラミスw

その瞳に最後に映るのが嫌われて去っていく背中なんて、悲しくて虚しくて、ようやっと反省します。まったくしょうがない男。ダルタニアンの心の広さには頭が上がりませんね。 ポルトス、遠慮せずもっと殴ってやれ w



ラストはいよいよ見えなくなってこりゃバッド行きかと思ってたら唐突に終わりました。
だから、雑すぎだよww
二人とも天国で年を明かしたのかと 思いました。



アラミスって実は誰よりも臆病で中身めんどくさい系でした。でもそれは幼少時に甘えることができなかったせいかと思うと『しょうがないなあ』で許してしまう、 どうにも憎めないキャラ です。

ちなみに、愛するものを拒絶しておきながら自らも傷つくという、シナリオやメンタル面では遙か6のダリウスと似通うものがあります。が、ダリウスのようにときめかなかったという事実。単純にめんどくさい系が好きなわけではないんだなあ。
己の信念が無く立ち位置までもがブレブレなところがアラミスの敗因です。


そしてマスケティアで誰が一番好きかと問われたら プランシェです と即答できるくらい、このルートでも彼女は本当にいい子でした。