ももうまし

ハッピーエンド至上主義。主に乙女ゲーム感想 ネタバレにご注意ください

Code:Realize~創世の姫君~ インピー感想



インピー

見た目   ★★★☆☆☆
性格    ★★★★★★
声     ★★★★☆☆
シナリオ  ★★★★★★
恋愛過程  ★★★★★☆


困った時のインピーさん。


ネタバレ注意!!!(フランネタバレ有)




















2人攻略してきてへとへとなわたしに癒しを与えてくれたこの人。

インピーはわかりやすいお調子者キャラ。

いじられ役だったり、賑やかしだったり、一味のムードメーカー。

こういうキャラクターは絶対恋愛対象にはならないタイプだったんだけど、インピーにはやられた。





夢について、技師を目指したきっかけについて語るインピーの熱い思いはすごく伝わってきたし、船を改造したり操縦したりする腕も確か。

俺めっちゃ強いよっていう言葉も本当、必ず守るっていう約束も全部やりきってくれちゃうすごくかっこいい人だった。

なにより、インピーはすごく前向きで優しい。

人間を憎んでも不思議ではないはずなのに、争いを嫌って、ひたすらに科学の力で世界中の人に訴えようとしてる。争ってる場合じゃないんだってことを。他のキャラと違って過去に囚われていないんだよね。



そもそも戦える人とは思ってなくて、個別に入るまではわたしも2人きりで黄昏兵とか大丈夫かな…って不安がよぎったもんだけど、実際は戦えばめちゃくちゃ強いし、頭も切れる。



でもその力は必要に迫られるまでは決して使わない。ネモに対しても必死に言葉で説得を試みる姿勢が、インピーってこういう人なんだなっていうのがわかる。まあ最終的には逆鱗に触れてぶちのめすんだけど(笑)





正体については共通の時からうすうす察してたので特に驚きはしなかったんだけど、その設定があったからこそあの大立ち回りができたんだなって納得。

本人たちも吸血鬼?今更それがどうしたと言わんばかりでサクサクシナリオが進むので、特に気負わなくて済んだ。



怪物なのは自分の方だと、比べればインピーは無害だってあっけらかんと言うカルディアに、インピーが素直に好きだと伝えるシーン。インピーはこんな風に、いちいち素直に思っていることを伝えてくれるので、ああ、このタイミングでインピーはカルディアに惹かれたんだなっていうのがわかりやすくてすんなり入り込めた。

まず最初に一目惚れだったって言うしね(笑)

カルディアもカルディアで、ただのお調子者ではなく文字通り体を張って自分を守ってくれたり、明るい言動で常に元気づけてくれるインピーに、じわじわと惹かれていく様子が見て取れて微笑ましかった。

だいたい合ってるのに思わず否定したくなるカルディアとか、ふとインピーがそばにいなくて探しに行っちゃうカルディアが可愛い。





いつだったか、カルディアが1人で考え事をしたいから出かけたいと申し出た時に、1人では危ないからってインピーが護衛として付き添ってくれたシーン。

てっきり色々話しかけてくるのかと思いきや、カルディアがインピーに『ありがとう、もういいよ、帰ろうか』って話しかけるまで、黙ってそばにいてくれたんだよね。小さいことだけど、しっかりと相手の意思を汲み取って思いやれる人だなって思った。





あと、インピーすごくいいなって思ったのがもうひとつ。

カルディアのことを、科学の子だっていうシーン。

自分のことをただの怪物だと決め込んでいるカルディアに、違う、君は希望なんだって言い切るインピーに惚れた。

科学者ならではの視点だし、夢を追いかけるインピーだからこそ言えた言葉だなと思う。

私の中でコドリア内1、2を争う名シーン。



あのあとカルディアに愛してるって言われて浮かれて何回も言わせるシーンは可愛くて何回も巻き戻した(笑)





インピーは吸血鬼戦争の犠牲者の1人っていうのがわかったところで、思ったこと。

フランの作ったジクテリウムでインピーは大切な人や一族を失った。でもそのジクテリウムがなかったら、カルディアにも出会えていなかったっていうのが、なんともいえない気持ちになった。本人達は知らないことだけどね。

フランルートを先にやったので、裏が見えると運命は残酷だなあと。





森久保さんの演技は、泣きそうなのをこらえるセリフや叫ぶシーン、感情のメリハリがさすがとしか言いようのないものでした。





ひとつ残念に思ったのが、ノーチラスから飛び降りた時にカルディアがインピーに愛してると初めて告げるシーン。あそこだけは雰囲気に飲まれて言ってしまった感がぬぐえない…。一歩間違えば死んでしまうところだからやっちゃったんだろうか。

それにしてもそれまでいい感じにじわじわきてたのに、もったいなかったなと思う。結婚式で新郎新婦が掛け声を待たずにさっさとケーキ入刀しちゃった感じ。

もう少し焦らしてほしかった。





終盤、ノーチラス墜落で『2人で生き残るか、2人で死ぬか、どっちを選ぶ?』と言うカルディアにそれまで諦めてたインピーが『そんなの決まってる』と返して奮い立つシーンが好き。

無事不時着できて、朝日を背景にいまのうちにって寄り添う幸せそうなスチルもお気に入り。





毒に関してはやっぱり解決しないんだけど、シナリオ上全く関与しないことはなかったし、インピーならあの後フランと協力して解毒しちゃいそうだなー。なんたって天才技師だからね。



なにより2人で同じ夢を追いかけるっていうのが爽やかな気持ちにさせてくれて、いいエンディングだなって思った。







研究所地下でのフィーニスとの対峙シーンは、お約束のシリアスを見事にぶっ壊してくれてさすがのインピーさんだった。素敵です。