ももうまし

ハッピーエンド至上主義

【ネタバレ無&有】悠久のティアブレイド アタルヴァ感想


アタルヴァ(cv:寺島拓馬)

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見た目  ★★★★★★
性格   ★★★★★☆
声    ★★★★★☆
糖度   ★★★☆☆☆
シナリオ ★★★★★☆



2週目の追加シーン笑ったww
裏でそんなやりとりが...w


ドジで不器用で筋力も体力も無い、アタルヴァ。
冷静で頭は良いのに、ものすごいギャップw

でも、助けを求められた時や危険を察知した時の咄嗟の行動は男らしくてキュンとしましたv

アタルヴァはとても真っ直ぐで繊細な人だとも思います。
シュドは主人公を引っ張ってくれるタイプでしたが、アタルヴァは逆で、主人公が引っ張ってあげなきゃなタイプ。
色といい性格といい、初回攻略できるシュドとアタルヴァは対になってるみたい。どっちも良かったけど、私はどちらかと言うとシュド派ですvでも見た目はアタルヴァですv美青年vv



主人公とは二人して天然初心なので、序盤の恋模様が可愛いです。 「ふわふわとした幸福感」という表現、好きだなぁ…。熱烈に愛している!という展開には及ばずとも、この二人ならではの純粋さがありました。

最後はシュドほど都合良くは無くて、どことなく切なさの残るハッピーエンドという感じでした。



以下ネタバレ注意!!










●「オレの言う事を聞けえええ!!」

かっけえええ!!!



●憐れな存在

記憶の持ち主は美しい人間であるとか、記憶を持っている自分にも意味があると「信じていた」アタルヴァ。その純粋さと悔し涙に切なくなりました。人生だったのかな、ロウの記憶は。
ここまで来るのにリグを死なせた事も思うと、余計にやりきれない気持ちになりますね。
同じ境遇のイヴとこんなことで共感してしまうのも悲しいなぁと思いました。



●イヴの葛藤

アタルヴァを生かそうとするのは正しいことなのだろうか?
はたしてそれを本人は望むのか?

命を救う準備が進められる中、一人悩み続けるイヴ。しっかり考える子は好きです。というか、主人公の心情をしっかり描写してくれる事が嬉しいです。でもいくら相手の為を思ったって、物言わぬ体ではわかりっこないですね。
私は家族や友人、キャラクターに対しても、「自分を大事にして欲しい」と考える人間なので、「自分の為に」アタルヴァを生かすと決断したイヴは素直に好感が持てました。ワガママかもしれませんが、他人にどう思われてもしたい事をする強さってのもありだと思います。



●生きる理由

自分は道具だった。リグはそれを知った時、ショックはあれど生きる理由までは失いませんでした。すでにシュドの父親との約束があったからでしょうね。

リグがアタルヴァを選んで連れ出したのは、アタルヴァの純粋さを想ってかな、と思います。
兄弟の中でもアタルヴァが一番記憶に縛られていたんだとしたら、真実を知った身としては不憫な気持ちになりませんか?
記憶の持ち主は誰なのか、会いたい人はどんな人なのか、そしてその記憶を持っている意味...それこそが生きる目的となってしまっているアタルヴァに、記憶に縛られない"アタルヴァ自身"を見つけ出して欲しい、リグは、お兄ちゃん心にそう願ったのではないでしょうか。自分が"友の約束"を生きる目的にできたように。
「弾除け」なんて下手な言い訳だと私は思っています(笑)

夢で再会したリグの「あの子なら、値するさ」という言葉の意味。「イヴが好きなら、それだけで生きる理由になるよ」と言っていたのだと思います。



●なくした記憶

自死機能によってロウの記憶を失ったアタルヴァ。同時に、イヴを好きになったキッカケもわからなくなってしまいました。アタルヴァは、イヴへの想いすら借り物だったんだと落ち込んでしまいます。

アタルヴァにとってロウの記憶は、双子みたいなものだったのかもしれません。
ことイヴに関してのものだから、イヴと接している時は常に記憶の主のことも考えていた。そういう意味では、記憶を持っていなかったらイヴに恋をしていなかったかもしれません。
借り物だったから消えたんじゃなく、ロウの記憶こそがイヴに恋をしたキッカケだったから、一緒に消えてしまったんだろうと思います。



●アタルヴァの答え

生み出された理由なんて関係無い。
お前の都合なんて知ったこっちゃない。

「イヴはオレの物だ!!!」

よく言ったー!!ヽ(*>∇<)ノ
ってこの流れ、シュド感想でも書いた気がする(笑)
みんなこういう見せ場のシーンがあるのかな?



●二人のイヴ

「わたしは死を望み、あなたは生を望んだ。なら、これは必然。」

過去イヴが真に死を望んでいたからこそ、統合して消えてちゃってもモヤらないんですが。そうなるとやっぱりロウが報われないですよね。ロウルートへの期待が高まります。



●ハッピーエンド

色々と解決できていない問題がw まぁそれはいいとして。
ロウと過去イヴを犠牲にした事は、アタルヴァの性格的に死ぬまで引きずるんでしょうね...。消えない罪悪感。それこそがアタルヴァって繊細だなと思う理由で、胸にくるものがありました。
でもこんなハッピーエンドも良いと思います。二人旅の様子も気になるなぁ(^^*)
いやしかし髪下ろしたアタルヴァも美人すぎて...。



●トラジックエンド

ですよね...(^q^)絶対そうなると思った。
互いの求めていた人はいなくなってしまったとか...悲しすぎる(T_T)アタルヴァなんてまた生きる理由なくしちゃったし...でも嫌いじゃないですこのバッドエンド。
あのままロウとして生きるのだろうか...。





アタルヴァルートでは、自分が何者なのかを知らない二人が精神的に自立していく姿が面白かったです。
序盤の混浴事件とか高所恐怖症ラッキースケベも面白かったけど(笑)
ちなみに、シュドを先にクリアしていたので、最初に飛んできた双剣が意味することもすぐ気付いて「あああフォウ;;」ってなりました。

「アタルヴァ」って名前はリグがつけたって言うから、元ネタを調べたらネタバレみたいなのが出て来て危ない危ない(;;Φ Φ)!好奇心で調べるのはコンプしてからにしよう...。

まだ未熟そうなイヴとアタルヴァですが、何があっても最後には笑えるように、たくましく生きていって欲しいです。
「生まれた理由なんてそんなものは無い」とか、「どんな選択をしても理由は後からついてくる」とか、生きる事にちょっぴり励まされるようなお話でした!


次はヤジュルいきます!


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